医師紹介の患者さんへ

過去、医師からご紹介していただいた患者さんの症状で一番多いのは、
PMS、更年期障害、偏頭痛、薬からくる便秘などですが、
・半身不随
・パニック障害
・うつ、双極性障害
・過敏性腸症候群
・顎関節症
…などなど様々な患者さんがいらっしゃっています。

一例として、半身不随に対する鍼灸治療をあげておきます。

1. 治療の目的

・疼痛の緩和
半身不随に伴う痛みや不快感を軽減することを目指します。

・血行促進
鍼や灸を用いて血流を改善し、患部への栄養供給を促進します。

・筋肉の緩和
緊張した筋肉をリラックスさせ、痙攣やこりを軽減します。

・神経回復のサポート
損傷を受けた神経の機能回復を促し、動作の改善を図ります。

2. 鍼灸治療のプロセス

鍼治療

細い鍼を特定のツボに刺し、刺激を与えます。これにより、神経の働きを活性化させ、痛みの軽減や血行促進が図られます。特に麻痺がある部位や周辺のツボに鍼を刺します。

灸治療

艾(もぐさ)を使ってツボに熱刺激を与えます。灸治療は、温熱効果により血行を促進し、筋肉をリラックスさせます。冷えがある部位や血行不良が見られる部位に効果があります。

3. 具体的な治療手法

局所治療

麻痺がある部位やその周辺に直接的な鍼灸治療を行います。これにより、局所的な血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。

全身治療

半身不随の原因となる脳や脊髄の機能を改善するため、全身のツボにも鍼灸治療を行います。これにより、全身のバランスを整え、神経系の正常化を図ります。

4. 治療の効果

効果:鍼灸治療により、痛みの軽減や筋肉の緊張緩和、血行改善が期待されます。また、精神的なリラクゼーション効果もあり、患者さんの生活の質向上に寄与します。
半身不随の患者さんに対する鍼灸治療は、痛みや不快感の軽減、生活の質向上に寄与します。